第111回薬剤師国家試験

◆ 問135

電離放射線及び放射性同位体に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 32P及び90Sr は、甲状腺に集積しやすい。
  • 大気中に存在する 222Rnによる生体影響は、ほとんど外部被曝によるものであ る。
  • 神経組織、筋肉組織及び皮膚のうち、電離放射線による感受性が最も高いの は、神経組織である。
  • 晩発性障害は、低放射線量や長期間被曝した場合や顕著な急性障害が見られな かった場合でも発症することがある。
  • 食品中の放射性物質については、放射性セシウムの基準値が設定されている。

◆ 問135

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


晩発性障害(がん、白内障、遺伝的影響等)は低放射線量や長期被曝でも、顕著な急性障害がなくても発症しうる(選択肢4が正しい)。食品中の放射性物質は食品衛生法に基づき放射性セシウムの基準値(一般食品100 Bq/kg等)が設定されている(選択肢5が正しい)。³²P・⁹⁰Srは甲状腺に集積しない(¹³¹Iが集積、選択肢1は誤り)。²²²Rnは内部被曝が主(選択肢2は誤り)。放射線感受性はリンパ組織・造血組織が高く神経組織は低い(選択肢3は誤り)。