第111回薬剤師国家試験

◆ 問16

疾病の三次予防に該当するのはどれか。1つ選べ。
  • 健常者のがん検診
  • 禁煙教室
  • 在宅機能訓練
  • 献血された血液の抗 HIV 抗体検査
  • 予防接種

◆ 問16

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


予防医学の三段階を整理すると、一次予防は発症前の予防(生活習慣改善・ワクチンなど)、二次予防は早期発見・早期治療(スクリーニング検査など)、三次予防は「すでに疾病・障害が生じた後、それ以上の悪化や再発を防ぎ、機能回復・社会復帰を図ること」である。

選択肢1・2の先天性甲状腺機能低下症・メープルシロップ尿症は、新生児マス・スクリーニングによる早期発見→早期治療が代表的介入であり、これは二次予防に分類される。

一方、フェニルケトン尿症(PKU)では、フェニルアラニン水酸化酵素の欠損によりフェニルアラニンが蓄積し、知的障害が生じる。スクリーニングで確定診断された後に行う低フェニルアラニン食・特殊ミルクによる食事療法は、すでに発症した代謝異常を抱える患者の障害進行を食い止める介入であり、三次予防に該当する。

🔑 語呂メモ:「三次=診断ついた後、悪化を食い止める」と覚えると迷わない!