第111回薬剤師国家試験

◆ 問24

オゾン層破壊作用はないが、地球温暖化の抑制を目的としてモントリオール議定書キガリ改正(注)の規制対象となっているのはどれか。1つ選べ。
(注)モントリオール議定書キガリ改正:オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書キガリ改正
  • ブロモフルオロカーボン
  • 臭化メチル
  • クロロフルオロカーボン
  • ハイドロフルオロカーボン
  • ハイドロクロロフルオロカーボン

◆ 問24

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


正解はHFC(ハイドロフルオロカーボン)。HFCは塩素や臭素を含まないため、オゾン層を破壊しない。そのためCFCやHCFCの代替フロンとして普及したが、地球温暖化係数(GWP)が二酸化炭素の数百〜数万倍と極めて高く、温暖化への寄与が深刻な問題となった。そこで2016年のモントリオール議定書キガリ改正により、HFCが新たな規制対象に追加された。

整理すると、CFC・HCFC・ハロンは「オゾン層破壊+温暖化」の両方を持ち、元々のモントリオール議定書で規制済み。一方HFCは「オゾン層破壊なし・温暖化のみ」という点が試験頻出の区別ポイント。語呂として「Hだけ=Heatだけ(温暖化だけ)」と覚えると、HFCにはH(Halogen=F)しかなくClやBrがない=オゾン非破壊、とイメージしやすい。