第111回薬剤師国家試験

◆ 問27

リドカインの局所麻酔作用の機序はどれか。1つ選べ。
  • 電位依存性Naチャネルの遮断
  • 電位依存性Ca2+チャネルの遮断
  • 電位依存性Kチャネルの活性化
  • ヒスタミンH1受容体の遮断
  • オピオイド μ 受容体の刺激

◆ 問27

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1


リドカインは電位依存性Na⁺チャネルを遮断することで局所麻酔作用を示す。神経細胞が興奮する際、細胞外のNa⁺が流入して脱分極が起こり活動電位が発生するが、リドカインはNa⁺チャネルの不活性化状態に優先的に結合し、チャネルを遮断する。これにより脱分極が抑制され、活動電位の発生・伝導が阻害される結果、痛覚をはじめとする感覚・運動の伝達が遮断される。

リドカインはアミド型局所麻酔薬であり、細胞膜を透過した後に細胞内側(内腔側)からチャネルに作用する点が重要。また興奮頻度が高いほど効果が増強される「使用依存性遮断」を示すことも特徴である。なお、作用部位はK⁺チャネルやCa²⁺チャネルではなくNa⁺チャネルである点を確実に押さえておこう。

💡語呂・ポイント:「リドカイン=Naをリード(遮断)する」→ Na⁺チャネル遮断=局所麻酔の基本機序!