第111回薬剤師国家試験
◆ 問5
採取した1 つの均質な検体から同じように調製した多数の試料を1 回ずつ分析し、得られた測定値の分布を、真の値を 100.0 としてヒストグラムに表した。真度及び精度ともに高いのはどれか。1つ選べ。ただし、分析した試料数は同じである。
◆ 問5
◆領域・タグ
◆正解・解説
正解:4
真度とは測定値の平均が真の値(100.0)にどれだけ近いか、精度とは測定値のばらつきがどれだけ小さいか(再現性)を表す。
各ヒストグラムを見ると:
- 1:分布が99.7付近に偏っている → 精度は高いが、真度が低い
- 2:100付近に分布するが、ばらつきがやや大きい → 真度はそこそこ、精度は中程度
- 3:99〜101にわたり広く分散 → 真度は中程度だが、精度が低い
- 4:真の値100.0を中心に、ばらつきが小さく集中している → 真度・精度ともに高い ✓
- 5:分布が100.5付近に偏り、かつばらつきも大きい → 真度・精度ともに低い
4 が正解。分布の「中心が真値に一致=真度が高い」、「幅が狭い=精度が高い」と覚えよう。語呂として「真度は的の中心、精度は矢の散らばり」とイメージすると、弓道の的当てと同じ概念で混同しにくい。
