第97回薬剤師国家試験

◆ 問31

GABAトランスアミナーゼ阻害作用を有する抗てんかん薬はどれか。1つ選べ。
  • カルバマゼピン
  • フェニトイン
  • ジアゼパム
  • エトスクシミド
  • バルプロ酸

◆ 問31

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:5


カルバマゼピン及びフェニトインは、脳神経細胞のNaチャネルを遮断し、抗てんかん作用を示す。


ジアゼパムはベンゾジアゼピン系薬であり、ベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABAA受容体機能を亢進する。
それにより、脳内神経細胞内へのClの流入を促進し、抗てんかん作用を示す。


エトスクシミドは、T型Ca2チャネルを遮断し、抗てんかん作用を示す。


バルプロ酸は、GABAトランスアミナーゼを阻害することで、中枢内GABAの分解を抑制し、抗てんかん作用を示す。