第98回薬剤師国家試験

◆ 問154

中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • ベクロニウムは、筋小胞体のリアノジン受容体を遮断する。
  • ダントロレンは、骨格筋のニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する。
  • チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、脊髄多シナプス反射を抑制する。
  • スキサメトニウムは、血漿中のコリンエステラーゼにより加水分解を受けて活性体を生じる。
  • A型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリン遊離を抑制する。

◆ 問154

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3、5


ベクロニウムは、骨格筋のニコチンNM受容体を競合的に遮断する。


ダントロレンは、筋小胞体のリアノジン受容体を遮断する。


チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、脊髄多シナプス反射を抑制することで筋弛緩作用を示す。


スキサメトニウムは、血漿中のコリンエステラーゼにより加水分解され不活性化される。


A型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリン遊離を抑制し、筋弛緩作用を示す。