第98回薬剤師国家試験

◆ 問59

尿路結石に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 腎結石、尿管結石、膀胱結石及び尿道結石に分類される。
  • 主症状は、疼痛と血尿である。
  • 結石が膀胱に落下すると、痛みは消失する。
  • 自然排石は、まれである。
  • 超音波検査により診断できる。

◆ 問59

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


尿路結石は、上部尿路結石(腎結石、尿管結石)と下部尿路結石(膀胱結石、尿道結石)に分類されている。


尿路結石では、尿細管に結石がつまることにより、激しい疼痛が生じ、また、結石により尿細管が傷つくことにより、血尿が観測されることがある。

結石が尿細管から膀胱に移行すると、痛みは消失し、頻尿などの症状を呈する。

約10 mm以下の小結石は、自然排石されやすい。

尿路結石の診断法として、尿検査、腹部単純X線、超音波検査で診断を行う。