第99回薬剤師国家試験

◆問232-233

49歳女性。秋の連休に山ヘハイキングに行った。帰宅後、上腕部に違和感を感じ約3 mmのダニが付着しているのに気付いた。そこで、直ちに皮膚科を受診してダニを取り除き、近所の保険薬局を訪れて、処方された副腎皮質ステロイドを含有するチューブ入りの軟膏を受け取った。

◆ 問232

女性は、医師より「ワン・フィンガー・チップ・ユニット(1FTU)」の量を塗布するように指示があったと薬剤師に話した。この単位に相当する軟膏の目安量はどれか。1つ選べ。
99回問232-233画像1

◆ 問233


◆ 問232

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:3


「ワン・フィンガー・チップ・ユニット(1FTU)」とは、大人の一差し指の先端から第一関節までチューブから絞り出した量が約0.5 gになるというおおよその目安量のことである。

◆ 問233

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4、5


選択肢のうち、ダニが媒介する感染症は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病である。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の病原体はSFTSウイルスであり、主にマダニによって媒介され、また、つつが虫病の病原体はつつが虫リケッチアであり、主にツツガムシによって媒介される。