第99回薬剤師国家試験

◆ 問330

内用液剤の一般的な調製に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 粘稠性の内用液剤は、メートグラスよりディスペンサーを用いた方が正確に秤量できる。
  • 内用液剤の添付文書には、配合変化情報という記載項目が設けられている。
  • 麻薬は、最初に秤量する。
  • 秤量した薬液は、元の容器に戻さない。

◆ 問330

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:1、4


粘稠性の内用液剤は、粘度が高く、メートグラスを用いても正確に秤量することは困難である。それに対して、ディスペンサーでは、粘稠性の内用液剤でも正確に秤量することが可能である。


添付文書の記載事項には、「配合変化情報」という項目は設けられていない。なお、配合変化に関する情報は、添付文書の「適応上の注意」やインタビューフォームの「他剤との配合変化」の欄に記載されている。


処方内容に麻薬が含まれている場合には、麻薬は最後に秤量する。


秤量した薬液を元の容器に戻すと、未使用の薬液の品質が低下するため、秤量した薬液は元の容器に戻さず廃棄する。