第99回薬剤師国家試験

◆ 問337

10歳女児。2日前から発熱(体温38.5℃)が続き、下痢および嘔吐のため小児科を受診した。血圧低下、頻脈などの所見はみられなかった。この患児に輸液剤を投与する場合、細胞外液と細胞内液の両方の補給が可能な開始液(1号液)の組成として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
99回問337画像1

◆ 問337

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:2


Na、Clを共に154(mEq/L)含有していることから生理食塩液である。

Kを含まず、Na、Clを生理食塩水の1/2〜2/3程度含有していることから開始液(1号液)である。

Kを含み、Na、Clを生理食塩水の1/4程度含有していることから維持液(3号液)である。

Kを含まず、Na、Clを生理食塩水の1/5程度含有していることから術後回復液(4号液)である。

ブドウ糖を5%含有していることから、5%ブドウ糖注射液である。