第99回薬剤師国家試験

◆ 問58

急性前骨髄球性白血病について、正しいのはどれか。1つ選べ。
  • フィラデルフィア染色体が形成される。
  • CD20抗原が認められる。
  • 転座染色体t(8:22)が認められる。
  • PMLRARα融合遺伝子が認められる。
  • BRCA1遺伝子に変異が認められる。

◆ 問58

◆領域・タグ

◆正解・解説

正解:4


 急性前骨髄球性白血病では、PML−RARα融合遺伝子(15番染色体のPML遺伝子と17番染色体のRARα遺伝子が融合して生じるキメラ遺伝子)が認められる。なお、フィラデルフィア染色体(9番と22番の染色体が相互転座して生じる染色体)が認められるのは、慢性骨髄性白血病と一部の急性リンパ性白血病である。